2012/10/17

2nd year, interview

interview  # 2nd year


―コンセプトについて教えてください。

一つの窓に見立てて、写真を入れたり入れなかったりしています。窓から現実の世界が見えたりそうではない別の風景が見えたり、というのを重ねていって空間をつくろうと思いました。学祭の写真を集めてくることで、学祭や国大を集約するというのがコンセプトです。タイトルは『243の窓』。この小さな単位をを243個組み合わせてつくります。




















―案はどのように決まったんですか?

学年でコンペを開催しました。今回は10案くらい集まりました。前回は3、4人で出す人も多かったですが、いろいろと考えるところがあって基本的に個人でのコンペにして、2人でもいいよという風にしてコンペを開催しました。結局、新井君の案が勝ったんですが、実は無記名表が全部新井君の案になっていた。あいつ自分で書いてるんじゃないかって噂になったりもしましたね。(笑)

―案はどのように変わったのでしょうか?

僕は、前回(清陵祭)は柱・梁での構造を考えていて、その中で大変だなあと思いました。それだったら別の構造でやった方が学生のセルフビルドでは可能性が広がるのではないかというのが最初です。そこで組積造的というか、小さな単位を積み上げていって空間をつくることを考えました。組積造ということで最初は西洋建築のドームような形から考え始めています。

元々のコンセプトである、一個の単位を積むということと、写真というのを残して、今回は形が全然違うものになってもいいんじゃないかと話してこういう形になりました。例えば、路地っぽかったいいねとか、もっと散在させてみたりとか、いろいろあったんですが最終的にこういう形になりました。

―渦巻きの理由を教えてください。

渦のように、道のような感じをつくろうとしていました。構造的に直線だときついところもあり、路地もつくれてカーブも描ける渦巻きという形になりました。いろいろと合理的であったということです。

―たくさんの模型の山をみて。

そのときにきてるメンバーで、それぞれ思い思いに形を作って、こんなのはどう?こんなのはどう?という風にやって、それからしぼっていきました。
模型は、前期の課題で使ったケント紙を切り刻んでつくっていました(笑)なかなか人が集まらないことには苦労しました。

座れるようにするという話もありましたが、あまり立ち止まるような場所にはしていません。形もそうですが、ぐるぐると巡るような場所にしたいと思っています。

















―仮設建築を進める中で苦労したことは何ですか?

あとは単純に人が集まらないのが一番の苦労ですかね。あとはスタディ段階で苦労したこととして、これはバルサで作っていますが、スタディでは前の課題の廃材になった烏口のケント紙でつくりました。(笑)

―コンセプト案と実施設計で大きく変わったことは何でしょうか?

形として、屋根になるフレームがなくなりました。かわりにルーバーの屋根を考えてるんですが、まだ変わる余地があります。藤原さんのエスキスで、せっかく一つの単位で出来ているのに、ルーバーの屋根が入っていることはダメ出しされちゃいました。あとは食品提供用の部分もテントを使わないで自分らで設計したかったので、そこは積石のルールが違うんです。学祭の委員の決めたルールに屈していて悔しいねっておっしゃってました。モックアップも同時に並行していて、今は4,5段積み上げて作りかけている途中です。来週材が届いて、一気に作る予定です。































―みどころについて聞かせてください。

コンセプトにもありますが、フレームにはめ込む写真や映像で、ここに来るだけで学祭全体を見渡せるということですかね。敷地となる場所もキャンパスの景色が見渡せて、来た人に学祭の会期じゃない大学の日常とのギャップを写真で伝えたり、学生の生活をフレームに捉えて伝えてゆくものにしたいです。ちなみに写真は募集中です。(笑)映像のほうは、この仮設が積上っていくのをコマ撮りしたり、メインストリートのテントの組み上がるのをコマ撮りしたり、時間やギャップを伝えたいなと思ってます。当日は参加型のワークショップと、バーを企画しています。

―仮設を訪れる人たちに向け、ひとことお願いします。

嫌厭せずに来てほしいです。むしろ変なものあるなと思って遠巻きに見てほしくないですね。(笑)中に入って、学生達だけでこんなすごいもの作っていることにビックリしてほしいです。ちなみに来年以降の常磐も清涼も仮設は続けようと思っています。

インタビュー構成:浅井太一、寺田英史(B4)
写真:中名生知之(B4)